AI による概要・AI モードから外す方法と、表示の制御
Google の AI による概要・AI モードからサイト全体を外すなら、Search Console の設定「検索の生成 AI」で除外を選ぶのが Google の案内する方法で、通常の検索結果には影響しません。ページ単位なら nosnippet や max-snippet で AI への入力を止めたり制限したりできますが、通常のスニペットも同じく消えます。Google-Extended は AI による概要を外す手段ではありません。
AI による概要・AI モードに表示させない方法には、何がありますか?
サイト単位なら Search Console の「検索の生成 AI」設定、ページ単位なら robots メタタグの nosnippet と max-snippet です。noindex や robots.txt でも外れますが、通常の検索結果からも消えます。Google-Extended は Gemini などの学習とグラウンディングの制御で、AI による概要には効きません。
| 方法 | 単位 | 通常の検索結果 | AI による概要・AI モード | Gemini の学習など |
|---|---|---|---|---|
| Search Console「検索の生成 AI」で除外 | サイト(プロパティ) | 影響しない | リンクも内容も表示されない | 影響しない |
nosnippet | ページ | スニペット(説明文)が出ない | 直接の入力に使われない | 記載なし |
max-snippet:N | ページ | スニペットが N 文字まで | 直接の入力が N 文字まで | 記載なし |
data-nosnippet | ページの一部 | その部分をスニペットに使わない | 仕様に明記なし | 記載なし |
noindex | ページ | 表示されない | 表示されない(インデックスが前提のため) | 記載なし |
Google-Extended | robots.txt(パスごとにも指定可) | 影響しない | 外す手段ではない | Gemini アプリ・Vertex AI での学習とグラウンディングを断る |
Google の AI 機能に出る前提は、ページがインデックスされ、スニペット付きで表示できることです。そのため、スニペットを止める nosnippet や、インデックスから外す noindex でも AI 機能から外れます。ただしどちらも通常の検索結果の見え方まで変えてしまいます。AI 機能だけを対象にした手段が、Search Console の設定です。
Search Console の「検索の生成 AI」設定とは何ですか?
サイトのリンクと内容を、AI による概要・AI モード・Discover の生成 AI 機能に含めるか除外するかを選ぶ設定です。既定は「含める」です。除外しても通常の検索での掲載や順位には使われず、AI の学習にも影響しないと Google は説明しています。2026 年 8 月 31 日に全サイトで使えるようになりました。
Search Console ヘルプの説明を整理すると次のとおりです。
- 対象 — AI による概要、AI モード、Google Discover の生成 AI 機能。除外すると、これらにサイトのリンクと内容が表示されず、そこからのトラフィックや表示回数も無くなる
- 影響しないもの — AI の学習(学習を制限するなら Google-Extended)。検索のほかの部分のランキングや掲載のシグナルにも使われない。Merchant Center や Google 広告など、ほかのサービスへの参加の選択も上書きしない
- 検索から完全に外したい場合 — この設定ではなく noindex を使う
設定はどう変更し、いつ反映されますか?
Search Console の[設定]>[検索の生成 AI]で、含める・除外する・親から継承するの 3 つから選びます。変更の反映には通常数日かかり、Google は設定が有効になってから 1〜2 日で除外されるが、キャッシュなどでそれ以上かかる内容もあると説明しています。
| 選択肢(画面の表記) | 意味 |
|---|---|
| 検索の生成 AI 機能にサイトのリンクとコンテンツを含める | 既定。AI 機能に表示されうる |
| 検索の生成 AI 機能からサイトのリンクとコンテンツを除外する | AI 機能に表示しない |
| 親から設定を継承する | 上位のプロパティ(ドメイン プロパティなど)の設定に従う |
子のプロパティ(サブドメインやパスの URL プレフィックス)は、既定で最も近い親の設定を引き継ぎますが、子の所有者がいつでも上書きできます。子が親の設定を上書きすると、上位のドメイン プロパティの所有者には、設定ページにその旨が表示されます。
nosnippet と max-snippet は、AI 機能にどう効きますか?
nosnippet は検索結果のスニペットを消すと同時に、そのページを AI による概要・AI モードへの直接の入力に使わせません。max-snippet:N はスニペットの長さと、AI 機能に直接使える分量の両方を N 文字までに制限し、0 は nosnippet と同じです。どちらも通常のスニペットに影響します。
<!-- ページ全体: スニペットも AI 機能への直接の入力も止める -->
<meta name="robots" content="nosnippet">
<!-- ページ全体: スニペットと AI 機能への直接の入力を 120 文字までに制限 -->
<meta name="robots" content="max-snippet:120">
<!-- Google だけに指定する場合 -->
<meta name="googlebot" content="nosnippet">
<!-- ページの一部: スニペットに使わせない(Bing は Copilot の回答からも除く) -->
<div data-nosnippet>会員向けの本文…</div># HTTP ヘッダーで指定する(PDF など HTML 以外にも使える)
X-Robots-Tag: nosnippet
# クローラーを指定する場合
X-Robots-Tag: googlebot: max-snippet:120- nosnippet を付けても、静止画のサムネイルは表示されることがあると Google は書いています
- max-snippet の制限は、発行者が別途内容の利用を許諾している場合には適用されません。
max-snippet:-1は制限なしです - Google は head の外(body 内)にある robots メタタグも尊重します。テンプレートの途中に紛れ込んだ指定も効くので注意してください
- 指定が衝突したときは、制限の強い方が適用されます
ページの一部だけを AI に使わせない方法はありますか?
Google の仕様にある data-nosnippet 属性は、指定した部分をスニペットに使わせない指定で、AI 機能への効果は robots メタタグの仕様に明記されていません。Bing は 2025 年 10 月から data-nosnippet に対応し、その部分を検索のスニペットと Copilot の回答から除くと説明しています。
Google の AI 機能についての説明ページは、検索で表示される情報を制限する手段として nosnippet・data-nosnippet・max-snippet・noindex を並べています。一方、robots メタタグの仕様では、AI による概要・AI モードへの入力を止めると明記されているのは nosnippet と max-snippet だけで、data-nosnippet は「スニペットに使わない部分の指定」としてだけ説明されています。「data-nosnippet で Google の AI 機能から確実に隠せる」とは言えないので、一部だけを確実に使わせたくない内容は、そもそも公開ページに載せない(ログインの内側に置く)のが確実です。
data-nosnippet の中に置いた構造化データは、検索結果で引き続き使われると Google は書いています。値を書いても無視される真偽値の属性なので、data-nosnippet とだけ書けば足ります。
Google-Extended を拒否すれば、AI による概要から外れますか?
外れません。Google-Extended は、Gemini アプリや Vertex AI の Gemini の学習と、それらの回答のグラウンディングに内容を使ってよいかを伝える名前で、Google 検索への掲載や順位には影響しないと明記されています。AI による概要・AI モードは検索の一部として扱われます。
Google-Extended は robots.txt に書く名前ですが、この名前でアクセスするクローラーはありません。取得は通常の Google のクローラーが行い、その内容を Gemini の学習などに使ってよいかを、このトークンへの Allow / Disallow で伝えます。Search Console ヘルプも、学習を制限したい場合は Google-Extended を使うよう案内しており、AI 機能の表示の制御とは別物として扱っています。
反対に、Googlebot を robots.txt で拒否すると、通常の検索にも内容が使われなくなります(URL だけが表示されることもあります)。AI 機能だけを外す目的で Googlebot を拒否するのは、影響が大きすぎます。クローラーごとの役割は AI クローラーの解説にまとめています。
Bing の Copilot に使わせないようにするには、どうしますか?
robots メタタグの noarchive を付けると、Bing はそのページを Copilot(旧 Bing Chat)の回答に含めず、リンクもしません。nocache なら回答に使うのは URL・タイトル・スニペットだけになります。どちらも Bing の検索結果には引き続き表示されると Bing は説明しています。
<!-- Copilot の回答に含めない・リンクもしない(Bing の説明) -->
<meta name="bingbot" content="noarchive">
<!-- Copilot の回答では URL・タイトル・スニペットだけを使う -->
<meta name="bingbot" content="nocache">| 指定 | Copilot の回答 | Microsoft の生成 AI 基盤モデルの学習 | Bing の検索結果 |
|---|---|---|---|
noarchive | 含めない・リンクもしない | 使わない | 表示される |
nocache | URL・タイトル・スニペットだけを使う | URL・タイトル・スニペットだけを使う | 表示される |
| 両方 | nocache として扱う | nocache として扱う | 表示される |
目的別に、どれを使えばいいですか?
AI 機能だけから外したいなら Search Console の設定、学習だけを断りたいなら Google-Extended、検索結果からも消したいなら noindex です。nosnippet は通常のスニペットも消えるため、AI 機能だけを外す目的には向きません。ページの一部の扱いは、Google と Bing で説明が違う点に注意します。
| したいこと | 使うもの | 副作用 |
|---|---|---|
| Google の AI 機能(AI による概要・AI モード・Discover)からサイトを外す | Search Console の「検索の生成 AI」で除外 | AI 機能からの流入・表示回数が無くなる |
| 特定のページだけ Google の AI 機能に使わせない | nosnippet | そのページの通常のスニペットも消える |
| AI 機能に使われる分量を抑える | max-snippet:N | 通常のスニペットも N 文字まで |
| Gemini などの学習に使わせない | robots.txt で Google-Extended を拒否 | Google 検索・AI 機能には影響しない |
| 検索結果からも消す | noindex | 検索からの流入が無くなる。robots.txt で拒否すると noindex が読まれない |
| Bing の Copilot の回答に使わせない | noarchive | Bing の検索結果には残る |
AI 機能に表示されることは流入の機会でもあります。外す前に、Search Console のレポートで実際にどれだけ表示されているかを確認し、外した場合の損得を判断してください。noindex の正しい使い方は noindex の解説 にあります。
AI 機能での表示は、どう確認できますか?
Search Console の生成 AI のパフォーマンス レポートで、AI による概要・AI モード・Discover の生成 AI 機能に、どのページがどれだけ表示されたかを確認できます。2026 年 6 月に告知され、8 月 31 日に全サイトへ広がりました。AI 機能での表示は、通常の検索パフォーマンスにも含まれています。
レポートでは、表示回数を、ページ・国・デバイス(検索のみ)別に、時間・日・週・月の単位で見られます。生成 AI 機能のデータは通常の検索パフォーマンス レポートにも含まれており、このレポートはそれを AI 機能に絞って見るための切り口だと Google は説明しています。除外の設定を変えたら、このレポートで表示が止まったかを確かめられます。
サイト総合診断は、スニペット制御をどう判定していますか?
robots メタタグ(body 内を含む)と X-Robots-Tag を読み、Google 向けの nosnippet か max-snippet:0 があれば「要改善」、正の max-snippet・noindex・Bing 向けの noarchive・nocache・data-nosnippet は参考情報として示します。Search Console の設定は外から見えないため、判定に含めていません。
| 見つけた指定 | 判定 | 表示する内容 |
|---|---|---|
Google 向け(robots・googlebot)の nosnippet か max-snippet:0 | 要改善 | AI による概要・AI モード・通常のスニペットのどれにも使われないこと。意図した設定ならそのままで正しいこと |
max-snippet:N(N は 1 以上) | 参考情報 | AI 機能に直接使える分量も N 文字までに制限されること |
noindex / none | 参考情報 | 検索にも AI 機能にも出ないこと(noindex 自体は SEO の項目で判定) |
Bing 向け(robots・bingbot・msnbot)の noarchive / nocache | 参考情報 | Copilot の回答での扱い(上の表のとおり) |
data-nosnippet | 参考情報 | JavaScript なしで読める本文のうち、何文字・何 % がその中にあるか |
| いずれも無い | 合格 | スニペット付きで表示できることを妨げる指定が無いこと(実際にインデックスされているかは分からない) |
読むのは、HTML の head と body にある robots・googlebot・bingbot・msnbot の meta と、X-Robots-Tag ヘッダー(googlebot: のようなクローラー指定も含む)です。Search Console の除外設定は外部から確認できないため判定に含めず、その旨を結果に表示しています。
AI クローラーの許否は「AI クローラーの許否」の項目で、JavaScript なしで本文が読めるかは「JS なしで読める本文」の項目で別に判定しています。AI 検索全体の考え方はLLMO・AIO・GEO・AEO の解説を参照してください。
参考にした一次情報
- Search Console ヘルプ — 検索の生成 AI 設定
- Google 検索セントラル — robots メタタグ、data-nosnippet、X-Robots-Tag の仕様
- Google 検索セントラル — AI features and your website
- Google 検索セントラル — Optimizing your website for generative AI features on Google Search
- Google — 一般的なクローラー(Google-Extended)
- Google 検索セントラル ブログ — Search Console の生成 AI パフォーマンス レポート(2026-06-03)
- Bing Webmaster Blog — Bing Chat でのコンテンツ利用を制御する新しい選択肢(2023-09-22)
- Bing Webmaster Blog — data-nosnippet 属性への対応(2025-10-15)